長崎の佐世保といえば、ハウステンボスが有名ですが、
西海橋から西側の丘に3つの巨大な塔がそびえ立っています。
その巨大な建造物は、針尾無線塔と呼ばれ、
かなり遠くからも見ることのできる針尾のシンボル的存在です。
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100年の時を超えて尚、そびえ立つ存在感
針尾無線塔は、1号2号3号の3基からなり、鉄筋コンクリート製で、
高さ137M、直径12M、厚さ76CM。
3基は、300M間隔で正三角形に配置されています。


今は、3号塔のみ中を見ることができます。(2025/05/02現在)

中は空洞で、風音だけが響く。

巨額の建造費と高い技術力の結晶
1918年~1922年にかけて建造され、総工費155万円(現在の250億円)、
無線塔1基あたり30万円(現在の50億円)。
日本国内で大正時代に建設された塔状構造物として、現存するものでは最も高い構造物。
(他に福島県の磐城無線電信局原町送信所(約201m)等あったが現存していない。)
旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設」の名称で国の重要文化財に指定され、
地元では”針尾の無線塔”と呼ばれています。
通信施設の建物は、中も外観も風化が進んでいますが、
無線塔の外観はあまり変わってないように見えます。



137Mもある巨大建造物が、100年以上もこの状態で残っているなんて信じられません。
当時の技術力の高さに感心させられます。
全体写真撮るなら、新西海橋の遊歩道がおすすめ
針尾無線塔の全体写真を撮るなら、新西海橋の遊歩道がおすすめです。
車道の下に遊歩道があり、ちょうど中央くらいに写真撮影スポットがあります。


真下に渦潮も見れます。

新西海橋上の展望台からの眺めも最高ですよ。


針尾送信所
入場料:無料
駐車場あり:無料
新西海橋
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