海中鳥居と言えば、世界遺産の嚴島神社(いつくしまじんじゃ) 大鳥居が有名。
そんな幻想的光景の海中鳥居が、佐賀県の太良町(たらちょう)にあるのをご存じでしょうか?
インスタ映え間違いなしの、絶景スポットをちょっとご紹介。
海中に導かれし、幻想的風景『大魚神社の海中鳥居』
『大魚神社の海中鳥居』は、佐賀県の太良町の有明海に面した海岸線にあり、
3つの赤い鳥居が海中に建てられています。
干潮時は、先の鳥居まで歩いていくことができます。
海中に導かれるような、不思議な感覚になりますね。
有明海の広大な干潟を目の当りにすると、日頃の不安やストレスがちっぽけに感じます。
ストレス解消には、非日常に触れることが大切ですね。
▲ハートの神社がかわいい。
▲満潮時はこんな感じ。
▲入り口の看板が小さいので、見逃し注意!
大魚神社の海中鳥居 由来(現地の看板記載を要約)
約300年前(1693年頃)悪代官に手を焼いた地区民が、沖ノ島に誘い酒盛りで酔った代官を島に置き去りにしました。
潮が満ちてきて、驚いた代官は竜神様に助けを求めました。
すると、大魚が現れ代官は魚の背中に乗って生還した。
感激した代官は魚の名前を取って「大魚神社」を建て、岸から約2丁(約200m)の海中に鳥居も建てた。
以後、海の安全と豊漁祈願が行われ、地区民の暮らしも豊かになった。
この鳥居は沖ノ島との間の鳥居であり、30年毎に建立する習わしが今も伝えられている。
佐賀県太良町は『月の引力が見える町』
潮の満ち引きは、月の引力に関係しておきる現象です。
月が近い海では、海水が引っ張っられてもりあがり満ち潮となります。
また、反対側は引っ張る力が弱くなることで、海水が取り残され、こちらも満ち潮となります。
その間が、引き潮となります。
地球の1回転が24時間なので、干潮と満潮は12時間ごとに、1日2回。
ちなみに、太陽も引力(月より遠いので月の半分)があり、月と重なったときが、
引力最大となり、大潮ということになります。
太良町の有明海の海岸線は、干潟地帯となっていて、干満の差がとても大きく、6mにもおよぶと言われています。
そんな干潟地帯の干満による景色の変化が、はっきり目で見えるので、
『月の引力が見える町』なんだそうです。
干潮時の干潟地帯は、それはもう圧巻の絶景と変わります。
▲干潮時は広大な干潟が果てしなく広がります。
海中へと続く道路と電信柱の不思議!
海中鳥居のとなりに、海中に伸びる道路と電信柱があります。
何か不思議な風景で、思わず写真撮っちゃいました。
この道路は、のり養殖などの漁業関係の荷揚げなどに使用する道路だそうで、
干潮時は、トラックが沖の方まで入っていきます。
▲大潮の時は、すごく先まで歩いて行けます。
▲お仕事のトラックが、走ってました。何か不思議。
▲満潮時は海の中。
非日常な景色は、リフレッシュに最適ですね。おすすめです。
是非一度、おでかけください。佐賀県の海中鳥居の紹介でした。
大魚神社の海中鳥居
〒849-1602 佐賀県藤津郡太良町多良1874-9地内